2017/04/30

⚠️注意書きが必要なサプリ考察2【ビタミンC】


⚠️原材料の問題点⚠️

合成も天然も同じ働きをするようですが、合成ビタミンCの原料は、とうもろこしやジャガイモなどのでんぷん質から化学合成され、ぶどう糖(グルコース)、ソルビトールに変換され、最後にL-アスコルビン酸を生成します。とうもろこしやジャガイモのほとんどは、アメリカからの輸入される遺伝子組み換え作物が使われていると言われています。
実際に日本のとうもろこしの9割以上はアメリカからの輸入で、そのうち8割が遺伝子組み換えということを考えると遺伝子組み換え使用の可能性は高いです。

⚠️効力の問題点⚠️

真偽がやや怪しい説がありますが、参考情報として⬇︎
合成ビタミンCは活性酸素を消すどころか、むしろ発生させる。
情報URL:こんなに違う!!天然と合成のビタミンC/同志社大学教授 西岡一 著


‼️解決策‼️

なるべく食べ物からの摂取を基本とし、不足分の補助として天然ビタミンCサプリを使用する。また、原材料が明記されているもの、尚且つ、NO-GMO明記されているものを選ぶ。

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⚠️その他の注意⚠️

🔺評判の悪いタイプの人工甘味料(アセスルファムKなど)が入っている合成ビタミン錠も多いので、成分表記もチェックすると安心。

2017/04/29

⚠️注意書きが必要なサプリ考察1【鉄】


⚠️吸収しきれない鉄の問題点⚠️

サプリメントや薬剤などで吸収しきれない鉄が腸内に増えると、これらの腸内細菌は大喜びし、活発に活動し子孫を増やすことになるでしょう。つまり腸内フローラの悪化が起こり、便秘などの症状が起こるだけでなく、免疫の破綻や粘膜の炎症を作ることになります。またキレートが外れた2価の鉄イオンは、フェントン反応を引き起こし、腸内や粘膜上皮近くでの活性酸素の発生を引き起こすことにもなります。

ラクトフェリンは鉄との親和性がとても高いタンパク質なので、悪玉菌に奪われそうになった鉄と結合することによって悪玉菌の活動を抑制しています。

‼️腸内フローラ悪化時の解決策‼️

悪化してる場合は、鉄サプリを休止(減量)し、様子を見つつ少量から摂取、鉄と共に「ラクトフェリン」を一緒に摂ると、悪玉菌に鉄を奪われる前に、ラクトフェリンが体内の必要な場所へ鉄を誘導、また鉄サプリを単体で飲むよりも鉄の吸収率があがるようです。

情報URL:溝口徹先生の見解:鉄の本質とフェリチンの真実①同②同③同④溝口徹先生の見解:鉄とフェリチンの本質⑤鉄不足を補うアプローチ法

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⚠️過剰の問題点⚠️

過剰症は輸血などの場合に限られ、経口摂取では過剰症にならないと言われていますが、サプリメントの鉄や薬剤で処方された鉄を、過剰に経口摂取することにより、鉄中毒の症状が出る場合があります。詳しくは「鉄中毒」でGoogle先生に御指南を。

‼️地道な解決策‼️

ミネラルは微量必須ではあるが、ビタミンと違い、多量摂取は厳禁です。欠乏症の場合でも、少量を欠かさずコマメに摂取するほうが良さそうです。鉄サプリは、子供が誤飲しないように、チャイルドプルーフキャップ(押しながら開ける蓋)が採用されているメーカーもあります。過剰摂取にならないよう、決められた上限量を守ると良さそう。


⚠️その他の注意⚠️

🔺「腸カンジタ症に鉄サプリメントは禁忌」
カンジタが増殖している場合、鉄投与で悪化する事があります。そのような場合、通常鉄補給の目安になる血中フェリチンがなかなか上昇しません。
情報URL:分子栄養学実践講座主宰 宮澤賢治先生の記事

🔺フェリチン(貯蔵鉄)の測定は非常に有用ですが、肝臓や腸管などの生体内の微細な炎症でもフェリチンの数値は高めにでることがありますので、解釈には注意が必要です。
情報URL:ヘルスケア大学 奥平智之先生の記事
補足:炎症を示す血液検査項目があるそうですので、そちらを合わせて確認する。

🔺鉄はさび付いて活性酸素を大量に発生させる ➡️ 動脈硬化の原因、甲状腺や脾臓・副腎などの内臓機能低下に。
🔺鉄の取りすぎは、肝臓の鉄リサイクル機能に負担をかける。
情報書籍:宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議/吉田 たかよし

🔺鉄分過剰で単純性脂肪肝からNASH(非アルコール性脂肪肝炎)を発生させるリスクが高まる。肥満の人、糖尿病の人は特に注意が必要です。
情報書籍:肝炎が心配ならレバーにご用心!/木村文昭、佐原 亜衣

🔺C型慢性肝炎、NASHでは、鉄の制御ができないので、肝臓に鉄が溜まりすぎる ➡️ 過剰蓄積の鉄が活性酸素を発生 ➡️ 細胞膜を傷つける、という仕組みのようです。
情報URL:鉄制限の食事とC型肝炎 pdf

2017/04/28

サプリの吸収率


⚠️吸収率比較⚠️

米国のPFD(Physicians’ Desk Reference, NPPDR No. 18:676, 1997.)のデータから液体と固形の吸収率について。
  1. タブレット:10%
  2. カプセル:20%
  3. ソフトジェル:30%
  4. 皮膚からの経皮:45%
  5. 舌下(液体):50%
  6. 筋肉注射:90%
  7. 舌下(ミスト):95%
  8. 静脈注射:100%
この数値は栄養素の成分によっても異なりますが、ビタミン・ミネラルの多くは舌下からの吸収ができます。ビタミンB12をはじめとするビタミンB群、マグネシウム、亜鉛、クロミウムは錠剤、カプセル形状で経腸吸収させるよりも、舌下からの吸収がはるかに効果が高いといえます。特にミスト状にしたスプレーによる舌下吸収タイプのものは吸収が高いと言われています。
舌下からの吸収を考慮した場合、ビタミン・ミネラル、特にビタミンB12、マグネシウム、亜鉛については、イオン化したエレメントとしてのミネラルを直接吸収させることが可能となるため、カプセルや錠剤に配合するような媒体、例えば炭酸、クエン酸、塩素などのパートナーが必要なくなります。
このほか、最近では目から栄養素を吸収させるような点眼タイプのサプリメントも現れています。

情報URL:臨床栄養士のひとり言 〈栄養医学研究所 所長〉